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ごちそうさん あらすじ ネタバレ感想2週(7話)あまちゃんも杏さんも好き【前半】

ごちそうさん あらすじ ネタバレ感想2週(7話)あまちゃんも杏さんも好き【前半】
「黄身と出会った」

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《自分が食べる事ばかりだった孫の め以子が…私にイチゴをごちそうしてくれてから、はや10年がたちました。そして め以子は花の女学生になっておりました。私はこの世からぬか床に住処を替え、この家もまた随分変わりました。》


大正11年(1922年)東京・本郷
卯野大五(原田泰造)はフランス料理の香りを残しつつも、親しみやすい洋食を次々と生み出し、開明軒はなかなかの繁盛ぶりを見せる。
店に修行に入った卯野照生(井上脇海)は、お得意様へ朝のスープの配達などをしていた。
卯野イク(財前直見)は、前以上に店の切り盛りに忙しく、家の事は女中のクマが頼りだった。
女学生になった卯野め以子(杏)は、雑誌を見ながら、流行りの髪型を真似ようとしていた。
上手く出来ない め以子は、諦めて支度を始める。

 

朝食の時間、昔と同じように家族皆で食事を始めた。
め以子は、子供の頃と変わらない食べっぷり。
「うん!う~ん!クマさん、このアジの焼き加減最高!」
「ああ、お嬢さんの食べっぷりは胸がすくようでございますね。」
そんな様子を見て、大吾とイクは少し呆れた。
「変わらんないね、お前は。」
「どこまで変わんないつもりなのかね?」

 

女中のクマは、め以子はどうして台所に立たないのか不思議がる。
これだけ食べるのが好きなんだから、自然と作る方にも興味が湧くものだと思ったからだ。
イクは、前に聞いた時の話をした。
「前に聞いたらさあ…。」
『だって何もしなくても、美味しいもん一杯出てくるんだもん。私が余計な事しない方がいいじゃない。』
「でもそれじゃあ、お嫁に行っても困りますよね。」
「そう言ったらさ…。」
『どうせそのうち、やらなきゃならないんだから、なにも今やる事ないじゃない。』
「頼みの綱と思って、女学校に放り込んだんだけど…。」
「だけど?」
「当てが外れたねえ…。」

 

め以子は、清明高等女学校に通っていた。
昼食の時間、仲良しの堀之端桜子(前田亜季)と野川民子(宮嶋麻衣)と一緒に弁当を食べていた。
桜子は、今日の帰りに銀座のカフェに寄らないかと誘う。
兄の仲間のお父様が経営している所で、何回か連れていってもらったという。
ご馳走してあげるから、いらっしゃいと誘われていたのだ。
銀座のカフェに来ると、め以子はお洒落な空間にうっとりしてしまう。
「素敵~。別世界みたい。」
「隅行こう。隅。」
「何で?」
「めいちゃん、ばれたら退学だから。」
そう言って民子は、手を引っ張ってそそくさと、め以子を隅の席へ連れて行った。

 

 

め以子は、嬉々としてメニューを見つめた。
「何食べようかな~。何食べてもタダなんだよね?」
「一応常識考えよう。ね?」
民子の心配をよそに、め以子はプディングとサンデーとサンドイッチを注文した。
一方、桜子は奥で、男子学生と親しげに話をしている。
プディングとサンデーがくると、め以子は愛しそうに話しかけた。
席に着いた桜子は、め以子に注意をする。
「う~ん、震えておるのかお主。うい奴よのう。」
「止めてよ、その芝居がかかった言い方。恥ずかしい。」
め以子は、全く気にせずに続けて、食べ始めた。
「寂しがるでない。お主の相手もすぐにしてやるからのう。フフフ…。う~ん、とろける。私がとろける。次はそなたの相手をしてやろうかのう。」

 

民子は桜子に、さっき親しそうに話していた相手の事を聞いた。
桜子は嬉しそうに、交際を申し込まれた相手だと話す。
兄の友達で、よく本を貸して下さって、ある時挟まっていたしおりが手紙になっていたのだ。
その裏に、返事を書いて返したという。
め以子は、口の周りに生クリームを付けながら、桜子を羨ましがった。
「いいなぁ桜子。何その小説みたいな話。」
「でも、め以子はどうでもいいでしょ?こんな事。」
「よくないよ。何言ってんの?」
「ひょっとして、そういう事興味あるの?めいちゃん。」
「あるよ。」
「え~!」
桜子と民子は、目を合わせて驚いた。
ふたりは気づかなかったと、思わず笑ってしまう。
め以子が食べ物にしか、興味ないのかと思っていたからだ。


ごちそうさん あらすじ ネタバレ感想2週(7話)あまちゃんも杏さんも好き【後半】に続く