あまちゃん あらすじ ネタバレ感想24週(143話)ユイ☆種市先輩と復活狙ってる！？【前半】
あまちゃん あらすじ ネタバレ感想24週(143話)ユイ☆種市先輩と復活狙ってる！？【前半】
「おら、やっぱりこの海が好きだ！」
《青年部による海中作業が集中的に行われ、ウニの放流も始まり、北三陸は再生へ向かって一歩を踏み出しました。》
スナック梨明日では、大向大吉（杉本哲太）が春ちゃんと電話を繋げてほしいと天野アキ（能年玲奈）に頼んだ。
「今でねえと駄目なんだ。ちゃんとお礼言わねえど。」
「お礼？」
「アキちゃんの事、気持ちよく送り出してくれて、ありがとうって…ユイちゃんもだ。道踏み外した時に、手差し伸べてくれたのは春ちゃんだもんな。結局、春ちゃんはいるんだよ、北三陸に。今はいねえけど、間違いなくいるんだ。」
そう言って、大吉は焼酎抜きのウーロンハイを飲んだ。
電話をかけると、天野春子（小泉今日子）は寝てたところで少し不機嫌だった。
「何時だと思ってんの？…っていうかさ、どんだけ楽しいか知んないけどさ。電話ぐらいしなさいよ！…で何？」
「大吉っつぁんが、お礼言いたいって。大吉っつぁん、ママだよ！」
アキが、電話を代わろうして肩を押すと、寝ていた大吉が椅子から落ちた。
隣に座っていた足立ヒロシ（小池徹平）が、驚いて心配するものの、大吉は起きずにそのまま床で寝ている。
「ごめん、寝ちゃった。」
「はあ！？」
ヒロシと種市浩一（福士蒼汰）は、ふたりで支えながら、大吉をソファに寝かせた。
電話を終えたアキは、足立ユイ（橋本愛）いなくなってる事に気付く。
すると、帰り支度を済ませたユイが、外から扉をあけた。
「お兄ちゃん、タクシー来たよ。帰ろう。」
「じぇ！えっ、一緒に？」
「帰ろうよ。お金もったいないじゃん。」
「いや、でも…。なあ？」
ヒロシは、眠っている大吉を指さして、種市先輩に同意を求めた。
ユイはヒロシの腕を引っ張って、連れだそうとする。
「…気使えよ。」
「え？あっ、ああ…。じゃ、お先に。」
《寝てる人、琥珀の人を除くと、恋人同士2人きり…。》
アキと種市先輩は、北三陸駅舎で話しをしていた。
種市先輩は、地震のあとで、さすがにみんな落ち込んでんじゃないかと思っていた。
でも、みんな楽しそうに笑ってて、それは真ん中に天野がいるからだという。
東京でもこっちでも、天野の周りには、いっつも大勢人がいる。
みんな楽しそうに分かってる。
「そこが、ユイとは違う。ユイはこっちがユイの笑顔を見たくなるけど、天野はこっちが先に笑っちまう。だから、2人が揃うと最強っつうか、無限っつうか…、お互いがお互いのアイドルっつうか、何かいい例えがある気がすんだけど出てこねえ。」
「ビールに枝豆みでえな？」
「いや、あの、もっといい感じの…。」
「月と太陽でねえの？あっ。カラオケ歌いま～す。」
小田勉（塩見三省）が、いい例えを出したあと、笑顔で店に戻った。
アキは驚いて、呆気に取られていた。
潮騒のメモリーズの写真を見ながら、種市先輩は呟いた。
「月と太陽か…。そうかもしんねえ。月を照らすために太陽があって、太陽に照らされるために月があるもんな。」
翌朝、ウニ丼を用意しながら、アキとユイが話をしていた。
気を利かせて帰ったのに、何もなかったのかとユイが不機嫌になる。
「…で、いつまでいるんだっけ？種市先輩。」
「あ…、お盆辺りまでどが言ってた。」
「辺りまでって…。ざっくりしてんな！あのね、アキちゃんごめんね。おせっかいかもしれないけどね、もっと自分勝手でいいと思うんだ。」
「おら、割と勝手な方だけど…。」
「こんな田舎で遠慮してたら、あっという間にこうなっちゃうよ。なりたいの！？」
危機感のないアキにイラっといたユイは、今野弥生（渡辺えり）たちを指さした。
海女クラブの女達は、驚いて言葉を失った。
そんな様子を見て、ユイは張りのある声で謝った。
「失礼しました！」
「大丈夫だ！先輩こっちさ帰ってきて、店出すって言ってたし。」
「私の事、甘く見ないでよ。アイドルは諦めたけど女としては、むしろこれからだと思ってるから。アキちゃんの彼氏だから、今スイッチ切ってるだけだからね。すぐ入るからねスイッチ！失礼しましった～！」
ユイの発言に驚いて、今野弥生が身震いをした。
《『怖え～』アキは軽い戦慄を覚えました。自分が可愛いことを知ってて、実際可愛い女子には、そんな恐ろしいスイッチが内蔵されているのか。》
ユイちゃん、気を利かせて2人きりにさせたりしてるけど。
なかなか進展しないことに、イライラしてる様子。
種市先輩は、戻ってきてから、ユイの話ばかりだし。
ユイちゃんは、種市先輩と復活狙ってる！？まさかね…。
なんだか、お互いに焼きもち妬いてる感があるよね。
